韓国の記事にテギョンさんの記事が掲載されていましたので皆さんにご紹介します。

<スタッフ翻訳文>
『ヴィンチェンツォ』オク・テギョン「初の悪役に挑戦、8ヶ月間多くのことを学び感じた」

©tvN、51k

『ヴィンチェンツォ』で<悪の中心>ヴィラン チャン・ジュヌを演じたオク・テギョンが放送終了のあいさつをした。

オク・テギョンは今月2日に放送を終えたtvNドラマ『ヴィンチェンツォ』でヴィラン「チャン・ジュヌ=チャン・ハンソク」役を演じ、ドラマの緊張感を倍増させた。

オク・テギョンは法律事務所ウサンの末っ子弁護士「チャン・ジュヌ」のキャラクターとして登場し、爽やかなビジュアルだけでなく子犬のような魅力で視聴者の注目を集めた。「チャン・ジュヌ」が実はバベルグループの真のボス「チャン・ハンソク」だったというどんでん返しが公開されてからは、お金、名誉、権力をすべて手にし、自分の思い通りに操ろうとする「チャン・ハンソク」の自分勝手な野心を見事に見せ、視聴者の視線を釘付けにした。アイスホッケーのスティックで人を殴り殺したり、ヴィンチェンツォの母親の死を導くなど、自分が気に入らなければ誰でも容赦なく排除するソシオパスの姿をインパクト強く描き、衝撃を与えた。

この過程の中のオク・テギョンは、毎度自分の行く手を阻むヴィンチェンツォに対する怒りと狂気じみた姿を刻々と変わる目つき、言葉遣い、表情で柔軟に描き出し、ドラマのテンションをさらに高めた。

オク・テギョンは所属事務所51kを通じて「『ヴィンチェンツォ』を撮影した8ヵ月間、多くのことを学んで、先輩たちとスタッフの方々がこのドラマを作るためにどれほど多くの努力をしてくださっていたのか気づいた。忘れられない初の悪役演技挑戦であり、撮影もすごく楽しかったし、幸せだった。『ヴィンチェンツォ』を愛してくださったことに感謝し、皆さんのもとにすぐに新しい姿で会いに行きます」と感謝の挨拶を伝えた。

©tvN

所属事務所51kが公開したオク・テギョンの一問一答。

Q.ドラマ『ヴィンチェンツォ』を終えた感想は?

8ヶ月間『ヴィンチェンツォ』と共にできてとても楽しかったし、幸せだった。 振り返ってみると、『ヴィンチェンツォ』のドラマを撮りながら、多くのことを考えた気がする。今回のドラマを通じてたくさんのことを学んで、先輩たちとスタッフの方々がこのドラマを作るためにどれだけ多くの努力をしているのか気づくことができた。 『ヴィンチェンツォ』を通じて初めて悪役演技に挑戦したが、『チャン・ジュヌ=チャン・ハンソク』のキャラクターを演じることに悩んだ8ヶ月の時間を長く忘れられないと思う。最後にドラマ『ヴィンチェンツォ』を愛してくださった 視聴者の方々に本当に感謝している。

 Q. 『ヴィンチェンツォ』の台本を初めて読んだ時、どんな印象を受けたか。 「チャン・ジュヌ=チャン・ハンソク」キャラクターのどんな魅力から出演を決心したのか?

天然インターン弁護士チャン・ジュヌが結局『ヴィンチェンツォ』最高のヴィランであり、反転のカギを握る黒幕のキャラクターだということを知った時、とても欲が出た。天然で<チャヨンひとすじ>の末っ子弁護士チャン・ジュヌの善良な顔の中には悪魔のような気持ちがいっぱいで、自分の利益のためには誰でも容赦なく利用して殺してしまう二重的な面が共存するということがとても魅力的だった。 また『ヴィンチェンツォ』を通じてオク・テギョンの新しい姿を視聴者に見せることができる機会になると思い出演を決心した。

 Q.正体が徐々に明らかになるキャラクターなので、演技のトーンを決めるのが簡単ではなかったと思う。反転を見せる演技的な妙味も感じたと思うが、チャン・ジュヌ=チャン・ハンソクのキャラクターを演技しながら一番気を使った部分は何か?

 チャン・ジュヌとチャン・ハンソクは性格が違うキャラクターだが、実は<一人>で、最終的にはヴィラン チャン・ハンソクが<演じる人>がチャン・ジュヌだと思いキャラクターに近づいていった。 サイコパスでありソシオパスでもあるチャン・ハンソクが、序盤に法律事務所の末っ子弁護士チャン・ジュヌで天然な姿を見せているが、これもまた人々の中で合うような、合わないようなぎこちなさから始まったものだとキャラクターを理解した。 また、チャン・ハンソクがバベルグループの会長として前面に出てからは、大韓民国を思うままにしたいという野心から、手段と方法を選ばず残酷な行いをするが、そのようなチャン・ハンソクの姿を、まるで欲しいものを手に入れないと気が済まない、幼い子供が駄々をこねているかのように表現しようと努力した。

Q.悪役キャラクターを演じた感想と、今作のエンディングはどのような意味を持っているのか。 「チャンハンソクの最後」の結末について

劇中の<チャン・ハンソク>は、単なる悪党というより冷たさと温かさなど、あらゆる面がある悪党だから魅力的だった。悪役演技に初めて挑戦したが、完全に私と違う人物を演技するというよりは、私が持っている多くの部分の中で一つの姿を最大化して見せようとした。なので、チャン・ハンソクのキャラクターを演技する時も、最大限自分の中に持っている悪者の姿を引き出そうと努力した。

『ヴィンチェンツォ』のエンディングは<勧善懲悪>という言葉がふさわしい結末だったと思う。ストーリーが進むにつれ、ハンソクの悪行が一つずつ明らかになるが、演技しながらもハンソクの最後は果たしてどうだろうか。 本当に凄惨な仕返しを受けてほしいとずっと思っていた。現実では不可能な、すっきりしたエンディングなので気に入っている。

Q.俳優オク・テギョンが考える「チャン・ジュヌ=チャン・ハンソク」のキャラクター名場面、あるいは最も記憶に残る場面、セリフがあるとしたら?

ヴィンチェンツオがジュヌの家を訪ねて来て、銃を向ける11話のエンディングシーンを選びたい。 誰も自分の正体に気づくことができないと確信していたジュヌに、すべての事実を知ったヴィンチェンツォが銃を向けるようになり、このシーンでチャヨンと出会い、気分良く家に帰ってきたチャン・ジュヌの無邪気な姿だけでなく、自分が敗北したことを直感し怒りを露わにする本当のキャラクター チャン・ハンソクの素顔まですべて見せることができ、「最もジュヌらしく、ハンソクらしい場面」だったと思う。そしてヴィンチェンツォが向けた銃を持って「早く殺せ!このマフィアめ」と挑発するセリフが本当に気に入った。

Q.キャラクター同士のコンビネーションも注目を集めた。 ヴィンチェンツォ、ホン・チャヨン、チェ・ミョンヒ、ハン・スンヒョク、チャン・ハンソとの関係の変化も目立ったが、それぞれの役を演じたソン・ジュンギ、チョン・ヨビン、キム・ヨジン、チョ・ハンチョル、クァク・ドンヨンとの演技はどうだったか?

誰一人欠かせず『ヴィンチェンツォ』に出演した俳優の皆さん、全員が最高だった。 一緒に演技するたびに、皆さんは本当にすごいと思ったし、現場の雰囲気をいつも明るくしてくれて、一緒に呼吸を合わせている間も本当にありがたかった。一緒にシーンについて悩みながらアドリブをしたり、リハーサル中に新しいアイデアを出したりする時も、とてもよく受け入れてくださり、こんなに素晴らしい俳優の方々にまた会えるだろうかといつも思ったし、本当に幸せな現場だった。

Q.「チャン・ジュヌ=チャン・ハンソク」は俳優オク・テギョンのもう一つの魅力と真価を知らしめたキャラクターとして残るだろう。オク・テギョンにとって『ヴィンチェンツォ』はどんな意味で残るのか?

台本リーディングしたのが昨日のことのようだが、最後の撮影まで終えて達成感はありつつも、寂しい気持ちが大きい。 多くの方々がドラマを愛してくださっただけに、良い作品で挨拶できて幸運だと思うし、撮影する毎瞬間が幸せだった。私が今まで演技したことのないヴィランキャラクターに好奇心が沸いたのと同時に、チャン・ジュヌ、チャン・ハンソクのキャラクターを理解しようとかなり悩んだが、『ヴィンチェンツォ』の経験がこれから俳優活動をしていく上で新しい原動力を与えてくれると思う。

Q.今後の活動計画は?

撮影を終えた映画『閑山:龍の出現(仮)』の公開を控えていて、今年下半期はtvNドラマ『御史とジョイ伝(仮)』を通じて挨拶できそうだ。 映画『閑山:龍の出現(仮)』で、短く時代劇の演技を経験したことはあるが、ドラマという長い時代劇の演技をしてみるのは初めてなのでわくわくしながら一生懸命準備しようと思う。 そして2PMの新アルバムも準備中なので、たくさん楽しみにしていてほしい。

Q.最後に『ヴィンチェンツォ』を最後まで見守ってくださった視聴者に一言。

これまでドラマ『ヴィンチェンツォ』を愛していただき感謝します。「ジュヌ」を最後まで見守ってくださってありがとうございます。皆さんのもとにすぐ新しい姿で会いに行くことができるテギョンになれるように頑張ります。ありがとうございました。

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